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取り返しのつかない障害を発生させないために…病気をする!!

病気は最高の治療作用なのだから、折角、健康を取り戻そうとして働き出してくれた、最良の健康回復作用であり最も優れた治療能力である病気を、やたら安易に攻撃して、身体に異常や障害をきたしてからでは取り返しがつかない。障害を起こす前に、真の健康を取り戻さなくてはならない。つまり、真の健康を取り戻そうとするなら、病気をしたら、「不健康な状態になっているので、真の健康を取り戻してくれるために病気が働き出してくれた」と確信することである。したがって、当然なことだが病気が始まっても薬を使用して病気を攻撃しないで、病気になっても「人体が出来るだけ楽に病気という自己浄化作用が順調に働いて真の健康を取り戻してくれるように、病気の働きに積極的に協力(その方法については順次説明させていただきます)するようにして、できるだけ軽く、しかも、出来るだけ効果的に真の健康を取り戻してくれるようにすることが大切である。
つまり、「病気は病気のうちに治せ」ということになるのだ。
しかし、一般的には、病気(最良の健康回復作用)がはじまると、薬を使って攻撃する。病気(最良の健康回復作用)がはじまると、病気の働きの邪魔をするのである。ほとんどの人たちが、病気(最良の健康回復作用)に不安を感じ、または、少しお腹が痛くても「これは大変だ、私はひょっとして死んじゃうじゃないか」と、いっとき恐怖心に襲われ心配しながら薬をやたら飲んだりする。
お腹が痛ければ、消化薬を飲むでしょう。頭が痛ければ頭痛薬を飲みます。熱があれば解熱剤。カゼかなと思えば風邪薬というように、何かにつけて薬を使用する。原因も分らずにやたら薬を使用するのだから、安易に薬を使用して副作用等リスクをどうするのということになるのだが、本人は大真面目で薬を使用することが最も正しいと確信しているし、そうしないと治らないと思い込んでいるので、薬の怖さを周りの人が心配して忠告しても聞き入れようとはしない。
薬の使用により、何十年もの長期に亘って多くの人たちが薬による障害を受け、多くの人たちが生命を失っているにもかかわらず、そうした事実に関わったことがないため、当の本人は薬の怖さを知らないので、忠告して上げても相手にもされないことがよくあった。
診察を受けても症状が出ず本人もその時は気付かないでいても、数年、数十年たってから支障や大変な障害となって一挙に症状が出てくるという事実を沢山見てきた。
病気が健康回復のために最善の根本的治療を行ってくれるということが分っている方なら、薬や治療の怖さは充分理解しているので、安易に薬を飲まずに済むだろう。薬の副作用の怖さを知っていても、しかし、病気の有効性が分からない人にとっては、いざ激しい痛みや症状が出た場合、薬を飲まずにいられなくなるものなのだ。

無知のベールの背後にあるもの

身近な車の運転や登山も、何の練習や訓練、知識もなくいきなり動かし登り始めたら、本人だけではなく周りの人を巻き込んで、生命を落とす危険性がある。そのような生き方は無謀としか言いようがない。 無知のベールの背後にあるもの、それは時に私たちの人生を根底からもてあそび、その結果容赦無くあなたを死へと突き落とすことにもなりかねない。
例えばあなたは、病気や健康、現代医学と病気対策、真の健康回復方法等についてどれだけの正しい知識を持っているか。どれだけ自信を持っているか。このように問いかけられたとして、あなたはどう答えるだろうか。諸種の医学的治療の選択や健康法のいずれを受けるかは、当然のことながら100パーセント自己選択だ。あなたが決定することに対し決してとやかく言えないが、もし「病気有効論」をしっかりご理解いただき、選択肢の一つに加えてくださるなら、あなたの人生は大きく転換していくことだろう。
病気有効論の視点から、病気になっていつまでも心配しながら苦しんでいてもらいたくない、より多くの皆様に少しでも早く、少しでも楽に簡単に健康を回復して、若々しく元気にさらに幸せになっていただきたいと願っていたら、ふと「病気は、病気のうちに治せ」というフレーズが当然のように浮かんできたのである。

 

人体の中に世界一の総合病院がある

病気有効論を基本的にご理解されているなら、簡単に「病気は病気のうちに治せ」というこの理論もご理解いただけることなのです。しかし、かなり長い間、そして今現在も病気を健康の敵と思い込み戦い続けていますが、病気はさらに増える一方で、なかなか勝利の兆しすらないのが現状ですが、敵なのだから、どこまでも病気と戦って病気を打ち負かして健康を勝ち取ろうと、一向にひるむことなく戦い続けていますから、このような中で「病気は病気のうちに治せ」を心底から理解されることは並大抵なことではないのかも知れません。
医学や科学、脳の神経学的にも人体の素晴らしさは言うまでもなく、多くの学者が実証してきました。しかし、このような人体に備わる能力のうちでも、健康回復や不健康原因の除去能力が備わっていること、また、いたんだ人体部位の治療能力が人体にあることは誰も否定できない事実かと思われます。これに対して異をとなえる人は、今ではいなくなったのではないでしょうか。am100_fa002
実際のところ、人体には根本的に体質を改善する力が備わっていて、体内に治療を要する部位があったとすると、自己治癒能力が活発に働き、みごとに治してしまう。血管や肺、腎臓や肝臓、臓器も含めて身体の不健康原因を除去し、未病を治し、体調を整えてくれる能力が備わっています。しかも、医学や化学では到底追いつかない最も優れた治療能力や体内でつくられる薬やホルモン剤、根本から不健康原因を除去し総合的に健康を回復し、真の健康をつくることのできる、世界で最も優れた総合病院が人体にはあると言えるでしょう。
病気有効論の視点に立って注意深く見て行くと、誰にでも明白にこの事実が見えてきます。
しかも、このような最も優れた健康回復治療能力こそ病気や各種病態として表れることが確実に分ってきたと断言することが出来るのです。
いきなり、病気こそ最高の健康回復治療能力の現れであり「根本的な元気で若返り美容痩身と健幸長寿をもたらす、健康回復作用です」と聞いても、その場で直ぐには理解できないかも知れません。
しかし、長年の体験から言えることですが、健康の敵と思われている病気こそが、実は最も優れた自己浄療能力であり自己治療作用だったのです。健康を回復するために、優れた人体が持っている不健康原因を除去して真の健康をつくってくれる「病気こそ、健康回復への有効作用」なのです。

時代と共に変るニュアンス

同じ言葉のニュアンスや内容の意味は時代と共に受け取り方が代わってくることがあるかもしれません。
例えば、1940から1960年代に生まれた人たちが悪性腫瘍である「ガン」や「エイズ」を当初聞いた時のニュアンスや内容が大分変ったことを感じる人が多いのではないでしょうか。また、太陽が地球の周りを回っていると思われていた時代の「地動説」を2,300年前に聞いた人たちの受け取り方と、私たちの受け取り方では大差があると思われます。
早い場合は何十年で、または何百年のスパンでニュアンスや内容が大きく変ってくることがあります。
「病気は病気のうちに治せ」も、近いうちにニュアンスが違って受け取られるかもしれません。ニュアンスの変化はともかく、「病気は病気のうちに治せ」のタイトルそのものが、実際のところ無理があるのです。
病気自体が自己浄療作用でありと治療なのですから、「病気のうちに治せ」という言葉は、「自己浄療作用は自己浄療作用のうちに治せ」胆略に言えば「自己治療は自己治療のうちに治せ」または「治療作用を治療作用のうちに治せ」ということになります。厳密に追求すると、「治療は治療のうちに治療せよ」とも受け取れることと思います。am900_fa053
また、「病気有効論」については、現在は大半の方たちが、「病気は病魔」とか、「病気をすると死神に取り憑かれた」と思い込んでしまう時代ですから、どのように受け取られるか分りません。先日、病気有効論について話を一度も聞いたことがない数名の方に、いきなり病気有効論と聞いてどのように思われますか、とお聞きしてみました。その結果このようなお答えをいただきました。いずれにしましても、病気有効論のニュアンスや内容の意味に対しての皆様の受け取り方が、数年または数十年の間に大きく変わられると思われます。病気有効論など当然のこととして、誰も見向きもしなくなるときが一日も早く来てくれるなら何よりも本望であり、それが理想とするより良き医療社会であると言えるでしょう。

病気有効論への理解は、意識の大転換

病気の有効性をご理解いただけるということは、天動説から地動説へと意識が変るのと同じくらい、病気に対する見方や意識が転換したことを意味するのではないかと思われます。
病気有効論を理解いただくことによって、病気に対する治療や対処の方法が、確実に一変するわけです。病気が健康回復への最も優れた治療であり不健康な状態から大病に至って苦しんだり、時に死んでしまうかも知れないところを、病気が大病を防いで苦しみや死からも助けてくれるというのです。しかも、それだけではなく、病気が健康づくりへの最善策に変るわけですから、これこそ平成の一大事と言わなければなりません。このような意識改革は誰にとっても健康への大変革であと共に、この事実を知って病気を活用できたらどれだけ健康を維持する上で役に立つか計り知れないものがあると思いませんか。
現在、一般常識では、病気が健康を侵略して、人体を、人生を、心身共にどうすることもできないような苦しみのどん底に叩き込み、私たちを死に追いやる、病気こそ最も恐ろしい人類にとっての長年の宿敵と断定されているわけです。その原因すらほとんど分らないまま、この恐ろしい病気と戦うために何十もの強い副作用のある薬をやむ得ず飲み苦しい治療を受けるわけです。
間違った観念を脱皮して、一挙に、病気が最高度の優れた健康回復作用であり、病気をすることによって私たちは最も簡単で最も楽に根本的に体質を改善して真の健康を快復し、大病を防いで健康を維持することができるというように一変するわけです。もしも真実なら、とんでもないことになりそうですが、これが多くの人たちの体験を通して長年実証された真実なのです。
病弱で長年持病を抱えて苦しんでいる人ほど、また、最近大病を診断された人にとっても、この事実を知って実践し活かすことが出来るとするなら、健康回復や人生上の問題としても多大な効果を一挙にもたらしてくれることでしょう。
病気有効論、つまり「病気は、人体に備わる健康回復作用であり心身にとっての有効作用である」と理解して「自然治癒力(病気有効論)」を広めるための活動を始めてからの約60数年間に大変素晴らしい体験を沢山してきました。また、多くの人たちの体験を見せていただき、今、病気有効論の出版原稿を書いていますが、なくてはならなかった欠くことのできない貴重な60数年であったと思われます。

病気こそ、最も優れた健康回復作用である

不健康原因をつくりだすような生活習慣を続けていたとしても、病気という健康回復作用のおかげで生き延びることもでき、また、健康で元気な長寿をすることができるのです。病気のお陰で楽しく働き、楽しく元気に人生をより幸せに長生きさせていただくことも可能なのです。
病気こそ、健康を運んでくれる天使であり、天からの素晴らしいプレゼントだったのです。天から生命をいただいただけではなく、健康を得るための自己浄化作用や自己治療作用まで授かることができたのです。病気有効論の説明しなければならない内容は、全ての人に天が与えて下さった健康回復への人体に備わる能力のことなのです。
病気有効論を理解いただくことによって、病気を恐れ必要以上に恐怖心におびえる必要もなくなります。苦しい治療をやたら受ける必要もなくなります。したがって、病気に対する安易な投薬や苦しい副作用や医原病で悩むことも無くなり対処の仕方も一変します。
今までなら、病気をしたら、病気に対して治療をしなければならないと悩んだことでしょう。病気有効論を理解いただくことによって、病気に対する感謝が生まれてくるようになるものなのです。病気の有効性が理解できた後は、病気が発生した真の原因は何かを考え、先ずは、その真の原因を排除しようと考えるようになります。例えば、その真の原因が過食や甘いものの摂り過ぎにあったとするなら、それを改めようとするでしょう。運動不足と過食なら、その両方を改めます。怒りやストレスであることが分れば、それを無くそうと努力します。
病気の有効性をしっかりと理解していただくことによって、病気への対処の方法や健康回復方法が180度変ってきます。病気有効論を理解いただくことによって、その内容を良く考えご理解いただければいただくほど、本来の健康を維持し元気に生活することができるようになります。
病気有効論を理解いただいた上で病気をすることによって、病気という最も優れた健康回復への治療や体内薬投与によって、以前にはなかった体調のよさを体験し、人体の軽快さや健康度がアップしたことを実感することによって確信がさらに深まります。
病気有効論について、多くの人たちが以下のような体験を語ってくださいました。
1、暴飲暴食や冷え、無理をして体調を崩したとしても、軽いカゼぐらいで済むようになりました。
2、病気をしても、どのように対処したら良いかが分かっているので、以前のような大きな心配や苦痛も無くなりました。
3、病気をしても、対処方法が分るのでわりかし楽に回復できるようになりました。
4、カゼで「自己健康回復治療能力」が発揮され、不健康原因を自浄すると共に治療の必要な部位は最も適切に自己治療が行われるために、あれ以来大病をして幾日も入院したり苦しむことが一切なくなりました。
5、病気に対する恐怖心が激減しました。
6、医療保険証を使う必要がなくなりました。
7、普段どのような生活習慣を身に付けたらよいかが分ってきたので、安心できるようななり、人生に前向きな積極性が出て夢を持つことが出来るようになりました。

障害を起さないために

病人が激増し、年間医療費35兆円を突破しましたが、その要因のひとつに障害者の激増があります。交通事故やその他の事故による障害者数は極めて少ないのですが、病気から来る障害が大部分であると思われます。その原因が発表されていませんが、薬の副作用や医原病であることは間違いないと思われます。
「病気は病気のうちに治せ」を、わざわざテーマとして、ややこしいタイトルを付けさせていただいた一番の理由は、この“障害者を減少させたい”との思いからです。
障害が出てから後悔しても遅いのです。しかし、障害が出てしまってからも、その原因に本人やご家族も気付かないでいるのが現状です。

病気になった、ということは、病気という、人体が持つ最高の治療法が行われているということです。
この最も感謝すべき、「人体にとって、健康にとって、健康回復作用としての最良の治療が実施されている(病気=自己浄療作用=自然治癒力)」、自己の健康にとってベストな時に、その、ベストな健康回復作用である病気(自己浄療作用・自然治癒力)に攻撃を仕掛けるわけです。しかも、人体にとっては100%毒性を持つ、しかも、ひとつ間違えると障害だけではなく死亡事故を起こす毒性の強い薬が、年間10兆円以上も使われている現実をしっかりと見極めていただきたいと思います。

障害が出る前に気付いて、対症療法で一時的に病気を叩いて止めないでいただきたい。病気が病気のうちに、病気というこの世であらゆる面から考察して、ベストな治療が折角始まっているのですから、根本的な体質改善を行い、真の健康を得ていただきたいと思う訳です。
健康回復を行って下さい。後々薬がつくりだす障害に苦悩し、かんしゃ苦を起こさないように、根本的に健康で若さを取り戻して「かんしゃ苦の苦を取って、感謝(かんしゃ)に変えていただきたいと願うのです。

病気を上手に活用して健康になっていただきたいと願うのです。
持病があるなら、この際グットタイミングですから持病まで根本的に治していただきたい、病気は本格的にパーフェクトな健康快復を行う能力を十二分に持っているのですから、病気をすることができたというグットタイミングを健幸づくりへのグレートタイミングにしていただきたいと思います。しかも、どんなにベストな完璧な治療を行ってくれても、請求書は回ってきませんし全て無料で行ってもらえますよ、とあなたにお伝えしたいのです。
誰でもいえることであり、ジャンルにより今の世界は沢山のリスクを抱え危険が待ち伏せしているといえるから、誰でもその落とし穴におちる可能性があるわけです。知っているつもりが、無知のベールの向こうにある真実が読めないために後戻りしようとしても戻れない、まさか自分がと慌てふためくあり地獄のような状態に落ちることがある、というのが現実の今の社会です。
気が付いたらガンを宣告されたとか。気付いたら抗がん剤に苦悩していた。気付いたら、どうにもならなくなっていた、というような残酷極まりない状況の推移が、いずれかのレベルで50代を過ぎると2人に1人の割合でガンが起こり体験を余儀なくされているのが現状です。
「病気は病気のうちに治せ」から入って、病気有効論をしっかりと理解していただけるなら、これは逆に無知のベールの向こうにある真実が読めるので、真の健康と若返りと元気な遣り甲斐のある長寿の可能性というグレートチャンスが充分に得られるのですから、是非、積極的に「Goutas」を入手して学んでいただきたい。そして、若々しい真実の健康やベストな体調や元気で周りに役立ち本人が最もハッピーで、生き甲斐の持てる長寿をどこまでも満喫していただきたいと思います。
そのために、「病気は病気のうちに治せ」があるのです。

 

無謀な健康対策と病気への異常な恐怖心

元々が健康であるがゆえに、健康に対して、ほとんど関心を持ったことも持つ必要もなく暴飲暴食や喫煙、徹夜を繰り返しいる人たちが多いようです。多少不具合が出ても市販の薬で対処し、健康であるから対症療法も無理なく通ってしまうので、本人は薬が治してくれたと思い込んでいます。
そのような人たちは、現代医学を当然のことながら全面的に信頼し、「病気になって自分の手に負えなくなれば現代医学へ」と何の迷いもなく確信しています。現代医学は医学の主流といっても、医学といえば現代西洋医学しかないと誰もが思うほど圧倒的大多数を占め、現代西洋医学でなければ医療ではないという現状が確立されています。そこには何ひとつ疑うことなく現代西洋医学を信頼し確信しています。
実際には、オルタナティブメディシン(alternative medicine、代替医療、補完医療)として、日本には元々伝承医学として引き継がれている東洋医学の鍼灸やマッサージも国家試験を要する立派な医学として認められています。また、世界的にもオルタナティブメディシンとして医学分野に、何十年に亘りその存在価値を定着させている整体やアロマ、ヨガや気功、その他取り上げたら2,3ページも書き連ねることになると思われる沢山のオルタナティブメディシンがあります。普段疲れたとかリラクゼーションとしては利用していても、いざ大病となると現代西洋医学(西洋医学)ということになります。
しかし、西洋医学や薬が対症療法でありそれ自体が根本的に治すものではないことを知らないでいると、薬の使い過ぎや長期使用と過剰な西洋医学治療による副作用や医原病及び体力の範囲を越えた医療過剰により返って健康を害し衰弱してしまう危険性が考えられます。5607
健康を害して、その先に来る病苦や死への恐怖に慌てふためき苦悩することになるかも知れないことなど、少しも意に介せず暴飲暴食を続けていますが、それが当然のことで当の本人は決して暴飲暴食が無謀とは思っていません。家族や周りの人たちが心配してもまるきり意にも介しない人がいるものです。とかく、「身体の具合が悪くなれば薬が治してくれるじゃないか。薬で病気が治らなければ、そのための病院があるじゃないか。何を心配してるんだ」という具合です。
健康に関しても人によって諸種考えが違います。それなりに健康本を読み普段から充分健康には気をつけている人もいます。が、健康法や病気に対する考え方が少しだけ間違っていても、その間違いに気付かないために、不健康原因が体内に蓄積されるので、人体は不健康原因を除去して健康を取り戻そうとします。したがって、健康回復への有効性として病気が活躍して不健康原因を体内から除去し体質を改善するために活発に有効的な働きを始めます。本人にとってはこれほど健康に良いことをして努力しているのに何故病気したのか、と大混乱が心の中で起こり何度も反復してしまいます。恐れているから病気をしないよう気を使い努力するわけです。しかしながら、意に反してその恐れている病気に取り付かれるわけですから、その恐怖心は尋常ではありません。恐怖心と共に大混乱が生じるわけです。そのようになる大半は男性が多いように思われますが、いざ病気をすると慌てふためくというか別人のごとく弱気になるものです。
不健康原因が生じるのは、間違った食生活や運動不足や心の持ち方、その他の生活習慣の中に原因があるので、普段の生活を見直し修正することによって、さらに大病をする人たちが減少することは明白です。医療費の削減となり経済効果も大きいと思われます。病気有効論がベースコンセプトとして常識化され、病院での医療も病気有効論で行われるようになるなら、国の医療費の削減は20兆円近くに達するものと推測されます。

 

「病気は病気のうちに治せ」に込めた想い

繰り返し申し上げましたので、「病気は健康回復への最も優れた自己治療であり、自浄作用として心身に対し有効作用なのだ」ということをお分かりいただけたかと思います。したがって、不健康原因を除去し、真の健康体質やベストな体調をつくり、健康回復作用がせっかく活発に働き出してくれたのですから、やたら安易に薬を飲み、またはさらに薬を飲み続けるとか、分からずに強力な薬で病気を攻撃し、その症状を押さえ込むようなことを何年にもわたって諸種の病気が出るたびに行ってゆくということは、もったいないばかりか大変危険です。身心に障害を生じる原因が出来てしまう危険性が高まります。
こうした障害原因ができてしまうと、個人差がありますが、特に50歳を過ぎると、急激に今まで使用してきた薬による不自然な薬毒や気質障害原因による身心の早期老化が進みだし、思わぬ弊害(障害)が現れがちです。しかも、10万種を超える病気があると言われている中で、ある情報関連の報道では2,500種類からの病気を取り上げてそれぞれの病気を解説していますが、原因不明の病症が沢山薬を飲んでいた人ほど幾つも重ねて出がちです。治ることのない原因不明の苦痛に晩年の長い期間、好きなこともできず束縛され、心身共に耐えがたい苦痛に悩まされたくありません。そのような辛い状況を未然に防ぎ、さらに病気にベストな体調をつくり上げ有意義に過ごせるようにしなければなりません。そのためには、最も優秀且つ確実な治療能力を持っている病気をできる限り苦しむことなく上手に活用して根本的な体質改善による健康回復や健康増進に病気を役立たせることだという論理が生まれてきます。「病気が病気のうちに健康を取り戻しておこう」という意味が、「病気は病気のうちに治せ」というフレーズには込められているのです。

 

病気有効論の実施について、留意点

最後に、皆様に病気有効論に基づいた生き方を始めていただくにあたり、留意点をまとめてみました。

1、病気が何故有効性なのか、病気が、健康回復への最も素晴らしい有効性であり、健康回復へのベストな自己治療であることをしっかりと納得のいくように学ぶこと。

2、病気の有効性と障害の違いを良く学び、対応策を身につけること。何故、苦痛が出ているのか、何故、体調が異常なのか、迷うときには必ず最低限必要な医学的診断を受け、病気か、障害か、はっきりした見極めを行うこと。

3、どうのようにしたら、不健康原因を蓄積しないで済むかを学び実践すること。

4、心なら心だけ、食なら食だけ気をつければよい、というように、ひとつの健康法だけでは、真の健康は非常につくり難いことを知っていただきたいと思います。花や木も元気に育てるためには、水だけではなく土や栄養素など合わせて7つの要素が必要であるように、真の健康をつくるにも、同時に7つの面、つまり、「心、食、動、療、哲、環、医、」について学び実践が必要です。出来る限り病気をしないで人生をハッピーに長寿するために大変有効なので出来る限りこころがけること。

5、どのようにしたら病気をしなくとも、今まで蓄積してきた不健康原因の除去を行い、永続的な真の健康増進を高めて行くことが出来るのかを学び実践すること。

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