M1

M2 人体にあらわれる病気や様々な症状は、私たちの生活習慣の写し鏡にしか過ぎません。体に良くない食事をすれば、嘔吐したり下痢をすることもあります。ストレスを抱えているだけでも消化不良を起こし、血流は悪化して、やがては脳卒中や心筋梗塞を起こし、障害や死を招きます。
 そのようなリスクを除去するために、人体は病気という自己浄療作用(健康回復作用・自然治癒力の活発な働き)を引き起こしてくれるのです。

M3
 運動をすることで、筋肉は百種類もの成長ホルモンを分泌することが判明しました。これ等のホルモンを総称して「マイオカイン」と呼びます。
マイオカインには、脂肪の分解、糖尿病の予防、動脈硬化の防止と治療、血圧の安定、老化防止、認知症の治療、ガンをはじめ健康回復効果があるとされています。子供はマイオカインをたくさん分泌するので、一般的にガンが少ないそうです。糖尿病患者が運動すると血糖値が低下しますが、運動によって、アルツハイマーや認知症も治癒することが科学的に証明され発表されました。これは、運動によってフラフトカインやミトログリアが活性化して、ボロボロに疲弊し使い物にならなくなった脳神経細胞が再生するという実験によって証明されました。
人体には、マイオカイン能力や末期ガンを30日以内に治してしまうという奇跡とも思える能力があります。また、10ヶ月ほどで人体をつくる能力を持っています。M4しかし、同時に、健康な人でも歩かずにいるとたった2,3ヶ月で歩けなくなってしまうほど、人体の各部位を退化させてしまう能力も持ち備えていることも事実です。そのことを知った上で、優れた創造能力や健康回復能力を意識的に上手に活用することが大切です。

M5

(血管内皮増殖因子/ Vascular Endothelial Growth Factor)
血管をつくる(血管新生)システム

 人体内では想像を絶する働きが行なわれています。それは医学や私たちの想像を遥かに超えた驚異的な健康維持や治癒作用です。人体の外部組織や人体内部の自浄作用や治療作用を活発にコントロールし、心臓のように一時として休むことなく、それらの作業を実施してくれています。
 また、心の持ち方や生活習慣が原因で体質悪化を来たし不健康状態になってしまった人体を、根本的にリフォームするための働きを必要に応じてもののみごとに行っています。
 血管や筋肉(細胞)骨や爪、脳や神経細胞、内臓にあるあらゆる臓器、副腎や筋肉がつくり出すホルモンや特効薬、人体の鎮痛薬である脳内モルヒネ等々、数えきれないほど多くの重要不可欠な特殊物質と共に、人体の全ての細胞をつくり出しています。

血管の増殖と欠損の修復

 ここでは、上記のように人体にとって必須と思われる健康回復作用の中から、最近科学が発見した血管をつくるシステムの一部をご紹介したいと思います。
 血管を新たにつくり出す、つまり血管新生とは、既存の血管から新しい血管が枝分かれして増殖し血管網を構築して行くことを言います。(広義では、個体発生初期《胚形成期》にて新たな血管がつくられる脈管形成も血管新生と呼ぶが、ここでは狭義の血管新生について記述します)
先ずは、分かり易くするために、どのような状況において血管新生が起こるのかを箇条書きに表示しました。

M6

VGEFと血管の増殖

 人体が大小の怪我や手術、炎症やオデキその他の原因によって血管を損傷し血管新生を必要とする時に、何等かの指示によりVEFGが放出されます。つまりこの発見は、血管が損傷した場合、減少してしまった部位の血管を補おうとして一連の血管新生を起こすことができるシステムが、人体に備わっていたことの科学的証明であると言えます。M7
人体が創傷(外傷・損傷 / 切創・刺創・割創・座創)を受け血管の損傷をきたした場合に、体内からVGEF(血管内皮増殖因子/Vascular Endothelial Growth Factor)が疾患部に放出され、この増殖因子の誘導により急速な血管増殖が起き出すことになります。

人体にこそ
最も優れた治癒能力が備わっている

M8 人体の究極の凄さは、血管や脳神経細胞といった身体の一部を造り出すだけではなく、クローンで大きな話題になったように、人体の一個の細胞(DNAを持った)には人体を全てつくり出すポテンシャルがあるということかと思います。現実に母胎に宿った「一つの受精卵(1個の細胞)」は分裂を繰り返し「とつきとうか(10ヶ月と10日)」で人体に必要な全てを創り出し人体を完成せさる、という間違いのない明白な事実があるのです。一種類の一個の細胞が、血液や免疫及び心臓をはじめ内臓の全ての臓器を全てつくり、さらに造り替え新陳代謝により新生してくれているのです。
 科学の発展は何千年もの人類の考え方を180度ひっくり返すような、大革命を突如としてやってのけることも珍しくはありません。「脳神経細胞は、25歳を過ぎると減少するだけで決して増殖することはない」、と言われてきましたが、健康であるならば80歳を過ぎても脳神経細胞が増殖することが科学的に証明されたため、従来の考え方は修正されました。
 成人の毛細血管も、一旦死滅すると増殖することはないと信じ込まされていた人も多かったのではないかと思われます。しかし、「運動によって毛細血管が20%も増えることもある」と言われてはいましたが、それがどのようなシステムによるのか分かっていませんでした。
 この血管増殖の体内メカニズムの科学的発見が、VEGFの放出による血管の増殖によって、みごとに解明されたと思います。
 これは、ひとつにはナノメートル(ナノ:10億分の1メートル)にせまる光学顕微鏡の開発等総合的な科学の発展の賜物であると言えると思います。今後ますます科学の発達とともに、既存の概念を一転させる人体の驚異的なポテンシャルがさらに次々と解明されることは確実であると言えるでしょう。
 そうなることによって、人類は今まで以上に真の健康や幸せを得る機会に恵まれることは確実であると言えるのではないでしょうか。

知られざる医療の現実と
    病苦を回避、健康を得るには…

 アメリカでは2014年現在に於いて医原病が総合死因ダントツ第1位を独占しています。多くの尊い欠け甲斐のない生命が医原病や副作用により失われ、それ以上に多くの障害者を出しているのが医療の現状であるということは残念でなりません。
 健康を回復し病苦から人々を救済するための医療が、一方では病人や病苦を激増させ、死亡者や障害者及び医療費を激増させているのが今の現実なのです。ガンの発症者は2人のうちの1人、つまり50%の確率となっていますが、ガンの治療となる決めてもなく患者は心身及び経済的にも耐え難いほどの苦しい戦いをしています。

人体の持っている抗がん効果

M9 ナチュラルキラー細胞(NK細胞)や00細胞がガンを消滅させる機能を持っていることは、20年以上も前から多くの人たちの知るところかと思います。最近では、健康な正常細胞ががん細胞を死滅させる能力を持っていることが発見されました。正常な細胞がガン細胞となり、環境の変化によりガン細胞が正常細胞に戻ることも科学的に証明されています。

M10

 ノーベル賞を受賞して一躍有名になったIPS細胞やES細胞は人工的に作られた細胞ですが、私たちの身体の脂肪の中には非常に優れたスーパー幹細胞ASCが存在することがわかりました。スーパー幹細胞ASCとは、脂肪・骨・軟骨・筋肉・肝臓など限られた細胞に変わる事ができる細胞です。一般に異物が体内に入ると、マクロファージ(免疫細胞)が異物を判断し攻撃されてしまいます。ところが、ASC細胞を注入するとASC細胞はサイトカインという物質を放出、するとマクロファージは味方と思い攻撃をやめるのです。M11さらに酸素や栄養が行き渡かせるために血管新生因子という物質を放出し、血管をつくります。ASCの能力は、損傷した組織を修復するとか、細胞を保護する能力も持っていて、アルツハイマー、肝臓病、脳梗塞、パーキンソン病、歯周病、糖尿病、脊髄損傷、腎臓病、がんなど様々な病気の治療に役立つと期待されています。